FX(外国為替証拠金取引)とCFD(差金決済取引)は、近年個人投資家にも広く知られるようになった金融商品です。どちらもレバレッジ効果を利用して少額の資金で大きな取引が可能であり、市場の変動によって短期間で大きなリターンを得るチャンスがあります。しかし、その仕組みや特徴、リスクはそれぞれ異なります。
本記事では、FXとCFDの魅力や手法、そしてDMM FXとDMM CFDの特徴を比較しながら、それぞれの投資の魅力と注意点について解説します。
最後に参考として私が活用している高値安値ブレイクアウト手法をご紹介します。
FXとCFDの違い
FX(外国為替証拠金取引)
FXは、異なる国の通貨を売買することで利益を得る取引です。例えば、円高ドル安と予想した場合、ドルを買い円を売ります。その後、ドルが上昇し円が下落すれば、ドルを売って円を買戻すことで差額が利益となります。
- 特徴:
- 2つの通貨ペアの価格変動に連動して取引する
- レバレッジ効果が高いため 5万円位の低資金から始められる
- 取引時間が長く、世界中の市場で取引可能
- 魅力:
- 短期的な価格変動を狙ったスイングトレードやデイトレードが可能
- 為替相場に関する情報が豊富
- 多様な取引ツールや分析ツールが提供されている
CFD(差金決済取引)
CFDは、株価指数、商品、個別株など、様々な資産の価格差に連動して取引する金融商品です。FXと同様にレバレッジ効果を利用できますが、FXのように通貨ペアを直接売買するわけではありません。
- 特徴:
- 多様な投資対象がある
- レバレッジ効果が高い
- 空売りも可能
- 魅力:
- FXでは取引できない株式や商品にも投資できる
- 下落相場でも利益を狙える
- 24時間取引可能な商品もある
DMM FXとDMM CFD
スプレッドが狭く業界最低水準の手数料、豊富な取引ツール、高い信頼性に基づく安心感、そして初心者から上級者まで幅広く対応したサポート体制が揃っているDMM.com証券の DMMFXとDMMCFDについて、その特徴と魅力について紹介します。
特にPC用の取引ツールは見やすく使いやすいためおススメです。
機能が豊富なため慣れてくるとプロ並みの使い勝手が出来ます。
商品名(青字)をタップすると公式サイトへジャンプ出来ます。(DMM CFDは準備中です)
DMM FX
DMM FXは、国内最大級のFX取引業者の一つです。
- 特徴:
- 他者と比較してもスプレッドが狭く、取引コストが低い
- レバレッジ効果が高い
- 多様な取引ツールが提供されており、初心者から上級者まで幅広い層に対応
- スマホアプリも充実しており、外出先からでも取引が可能
- 魅力:
- 豊富な情報提供と充実したサポート体制
- 豊富なキャンペーンやイベントが開催される
DMM CFD
DMM CFD(準備中)は、DMM FXが提供するCFD取引サービスです。
- 特徴:
- 多様な投資対象があり、株価指数、商品、個別株など幅広い資産に投資可能
- レバレッジ効果が高い
- 空売りも可能
- 魅力:
- DMM FXと口座を統合できるため、一括管理が可能
- DMM FXと同様、充実した取引ツールとサポート体制が提供される
項目 | DMM FX | DMM CFD(準備中) |
---|---|---|
投資対象 | 通貨ペア | 株価指数、商品、個別株など |
レバレッジ | 高い(小資金から始められる) | 高い(小資金から始められる) |
スプレッド | 狭い(デイトレードに向いている) | 商品によって異なる |
取引時間 | 24時間 | 商品によって異なる |
魅力 | 為替相場に関する情報が豊富、多様な取引ツール | 口座開設が簡単、多様な投資対象、空売り可能 |
FXとCFDは、それぞれ異なる魅力を持つ金融商品です。FXは、為替相場の動きに興味がある方や、短期間での取引を希望する方におすすめです。CFDは、株式や商品など、多様な資産に投資したい方や、空売りも検討したい方におすすめです。
DMM FXとDMM CFDは、どちらも低コストで多様な取引ツールが提供されており、初心者から上級者まで幅広い層に利用されています。口座統合も可能であり、両方の取引を検討している方には非常に魅力的です。
注意点
FXやCFDは、レバレッジ効果が高いことから、短期間で大きな利益を得る可能性がある一方で、大きな損失を出すリスクも伴います。投資を行う際は、必ずご自身で情報収集を行い、十分な知識を持った上で、ご自身の判断と責任において取引を行うようにしてください。
高値安値ブレイクアウト手法
高値安値ブレイクアウトとは、過去の高値や安値を突破した際に、その方向に価格が動くと予測し、ポジションを持つ取引手法です。
- 高値ブレイクアウト: 過去の高値を上抜けた場合に、買いポジションを持つ
- 安値ブレイクアウト: 過去の安値を下抜けた場合に、売りポジションを持つ
高値安値ブレイクアウト手法の具体的なやり方
上昇トレンドライン: ②
下降トレンドライン: ① ③ ④
過去直近の最高値: A B C D
過去の高値・安値の特定: チャート上で明確な過去の高値と安値を特定します。
ブレイクアウトの確認: 価格が過去の高値を上抜けるか、過去の安値を下抜けるかを確認します。
ポジションの建玉: ブレイクアウトが確認されたら、その方向にポジションを建玉します。
買いポイント ① … 価格が上昇トレンドで、直近高値 A を上抜けた。
買いポイント ② … 価格が上昇トレンドで、さらに直近高値 B も上抜けた。
買いポイント ③ … 一旦下降トレンドになったが、トレンドライン③と直近高値 C を上抜けた。
売りポイント ④ … 価格が上昇トレンドで、直近高値を上抜け、さらに直近高値 A も上抜けた。
買いポイント ⑤ … 再び下降トレンドになったが、トレンドライン④と直近高値(太線)を上抜けた。
②③④⑤ のようにブレイクが重複した時はダマシガ少ない。
高値安値ブレイクアウト手法のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
トレンド転換の早期発見が可能 | ダマシに遭う可能性がある そのためなるべくブレイクが重複した時を狙う |
シンプルなルールで取引できる | 市場がレンジ相場の場合、頻繁に損失を出してしまう可能性がある |
様々な市場で利用可能 | 過去の高値や安値の選び方によって結果が大きく変わる |
損切りの設定方法
値動きが予測した方向と逆行した場合は速やかに損切を行う必要があります。
損切りは、ブレイクアウト手法において損失を出さないために最も重要な要素の一つです。
- 固定pips: ブレイクアウトの反対方向に一定のpipsを設定する
- 前回の安値/高値: ブレイクアウトした後の前回の安値/高値を下回る/上回る場合に決済する
- 移動平均線: 移動平均線をサポートライン/レジスタンスラインとして利用し、そのラインを割り込んだ場合に決済する
ブレイクアウト後に、前回の高値・安値に損切りラインを引く
ブレイクアウト手法を成功させるためのポイント
- 高値・安値の選び方: より確度の高いブレイクアウトを狙うためには、重要なサポートラインやレジスタンスラインになっている高値・安値を選ぶことが重要です。
トレンドラインと高値・安値を重複してブレークした時を狙うとダマしにあいにくいです。 - 他のテクニカル指標との組み合わせ: RSIやボリンジャーバンドなどの他のテクニカル指標を併用することで、より精度の高い判断が可能になります。
- リスク管理: 資金管理を徹底し、一取引あたりの損失額を限定することで、大きな損失を防ぎます。
- 相場状況の分析: ブレイクアウト戦略は、トレンド相場では有効ですが、レンジ相場では効果が薄れることがあります。相場状況をしっかりと分析し、適切な戦略を選択することが重要です。
まとめ
高値安値ブレイクアウト手法は、FX取引において有効な手法の一つですが、リスクも伴います。成功させるためには、損切りの設定を徹底し、相場状況に合わせて戦略を柔軟に調整することが重要です。
注意: 投資は自己責任で行ってください。本記事の内容は、投資を推奨するものではありません。
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