ハモリの仕方【初級】

カラオケなどでハモリをすると歌が引き立ち心地良い響きをもたらします。

ハモリは、音楽に深みと彩りを添える魔法の刃。でも、その刃は両刃剣。
巧みに操れば、聴く者を魅了する美しい響きを生み出すが、使いこなせなければ、滑稽な音の羅列となり、せっかくの楽曲を台無しにしてしまいます。

上手にハモると、まるで天界から降り注ぐ天使の歌声のような、至福のハーモニーが生まれます。
一方、下手なハモリは、耳障りなノイズとなり、まるで地獄から這い出てきた悪魔の叫び声のように聞こえてしまいます。

ハモリは、歌手の技術とセンスが試される挑戦的な技法。上達には、日々の練習と研鑽が必要不可欠です。
しかし、その努力を乗り越えた先に待っているのは、音楽をより深く理解し、表現できる喜びという最高の報酬です。

ハモリの技法を巧みに操り、聴く者を魅了する美しい響きを生み出す魔法使いを目指しましょう。

ハモリの醍醐味

ハモリは、音楽に深み、立体感、そして彩りを与えてくれる奥深い歌唱技法です。その醍醐味は、主に以下の3点に集約されます。

1. 音楽の可能性を広げる

ハモリは、主旋律だけでは表現できない音の響きを生み出すことができます。まるで絵画に新たな色彩を加えるように、楽曲に奥行きを与え、表現の幅をぐっと広げてくれます。複雑な和音やコード進行も、ハモリによってより美しく響き、聴く人の心を揺さぶります。

2. 歌唱の喜びを倍増させる

ハモリは、単に歌うだけでなく、もう一つのメロディーを奏でているような感覚を与えてくれます。まるでデュエットやアンサンブルに参加しているような高揚感があり、歌うことの楽しさを倍増させてくれます。難しいハモリを完璧に歌いこなした時の達成感は格別で、自己表現の喜びを存分に味わうことができます。

3. 聴く人を魅了する

ハモリは、聴く人の心を惹きつける力を持っています。美しく調和したハモリは、心地よい音の波となって耳に流れ込み、聴く人を夢中にさせてくれます。特に、ライブ演奏では、ハモリが一体感を生み出し、会場をひとつにする力を持っています。

ハモリは、歌う人、聴く人双方にとって、かけがえのない音楽的要素と言えるでしょう。奥深い魅力を追求し続けることで、ハモリは音楽をより豊かに、そして味わい深いものにしてくれるのです。

ハモリの魅力を存分に味わうためには、いくつかポイントがあります。

シンガーソングライターにとって、ハモリは楽曲をより豊かに彩る重要な要素の一つです。しかし、綺麗にハモリをするのは簡単ではありません。そこで今回は、シンガーソングライター目線で、綺麗なハモリをするための方法をいくつかご紹介します。

ハモリとは、主旋律とは異なる音程を重ねることで、より複雑で奥深い響きを生み出す歌唱技法です。ハモリを綺麗に聞こえるためには、まず以下の基本的なポイントを理解する必要があります。

音程: ハモリは、主旋律に対して協和音となる音程を選ぶことが重要です。一般的には、3度上、3度下、5度上、5度下などがよく使われます。
音量バランス: ハモリはあくまでも主旋律を引き立てる役割なので、音量バランスを意識する必要があります。主旋律よりも目立ちすぎないように、少し小さめの声で歌うようにしましょう。
リズム: ハモリは、主旋律のリズムと合わせて歌う必要があります。特に、休符のタイミングをしっかりと意識することが大切です。

ハモリを上達させるためには、とにかく練習することが大切です。以下は、ハモリの練習方法の例です。

音程練習: ピアノやギターなどを使いながら、ハモリの音程を練習しましょう。注意点としては不協和音にならないこと。その曲のコード（和音）から外れない音を選ぶことです。
カラオケ: カラオケでハモリパートに挑戦してみるのも良い練習方法です。
ハモリパートを録音して聴き返す: 自分のハモリを録音して聴き返すことで、客観的に上手い悪いを判断することができます。

ハモリを綺麗に聞こえるようにするには、基本的なポイントを理解し、練習を重ねることが大切です。今回ご紹介した方法を参考に、ぜひ自分のハモリを磨いてみてください。

別記事「ハモリの練習方法【中級】」もあります。